ベルばら週間
今週はタカシマヤのアプリでベルサイユのばら特別描きおろし漫画第2弾が配信され、
アモール・デュ・ショコラとベルサイユのばらコラボイベントがいよいよ開催され、
コミックス13巻が発売されたりとベルばら週間だった。
私はまだアモール・デュ・ショコラには行っていないのだ。
事前にカタログを入手し、特別編の漫画は読んだけれど。
ヤフオクで売っている人もいたなぁ。
あれは、面白かったけれど買うほどのボリュームではないと個人的には思う。
しかしドレっちが髪切ってから左目失明するまでどれだけ期間が空いてるんだろ?
オルタンスの屋敷に遊びに行って、逆にル・ルーがジャルジェ家に遊びに来て様々な事件を解決して、そして今回のショコラ事件。
数ヶ月は空いているということか。
その間、黒い騎士は盗み続けていたのかしら?w
さてコミックス13巻、私はこれを読むためにあえてマーガレットでは読まなかった。
ネット上ではどうもオスカル編の評判が良くなかったらしいけれど、それを知っていたからか、私はそれほど違和感はなかった。
話の要点は、オスカルが心のどこかで女としての人生を「諦めていた」ために抑圧していた思いが幻影となって彼女の前に現れ続けたけれど、最終的に彼女は自らの意志で軍人としての人生を選び、生き抜いたということ。
「諦めた」に批判が集中していたようだけど、どこかで女としての人生を抑圧していたことは確かだと思う。
ただ、女として意識し始めたのはフェルゼンに会った頃からだから、その前から幻影が見えるのはちょっと不自然かな。
あとは1人で倒れた最期。
ロザリーとアランに見送られたのではなかったっけ?
そして、フェルゼンと踊ってからジャルパパに「軍神マルスの子として生きる」と告げるまでには黒い騎士事件、青いレモン事件、衛兵隊入隊、結婚話、毒ワイン事件と様々なことが起こり、結構間が空いているはず…
「諦めたもの」と対峙したのはいつだろう?
と、突っ込みどころはあるものの、オスカル編の話、私は好きだな。
最後がダイジェストになってしまってという不満も多かったけれど、あの話は自らの意志で軍人としての人生を選んだところで完結しているのだから、最後のダイジェストはおまけみたいなもの。
その数ページにドレっちと心を通わせたたった2週間の愛のシーンを2コマも入れたということは、それだけオスカル嬢にとって、ドレっちとの愛の瞬間が人生で重要な出来事だったということなんだろう。
それから、この話では裏でドレっちの切ない表情がよく描かれていて、それだけに最後の愛の2コマは改めて良かったなーとしみじみ。
もう1つのアントワネット編も、それなりに面白かった。
オスカル編ではフェルゼンの眉毛は濃かったけどアントワネット編では薄いのね。
あとロザリーの身体のバランスがおかしいところがあったけれど。
全体的に画力が戻ってきていて良かった。
そうそう、史実では処刑の日は白いドレスだから黒ではないのだけど、まあいいか。
オスカル編もアントワネット編も、ドレっちが御者を務めている。
原作ではオスカルと一緒に馬車に乗り込み、御者は別の人ということが多かったような。
そうそう、タカシマヤアプリで配信中の特別漫画第2弾で、ばあやがアンドレに毎日(ショコラを)運ばせる、とオスカルに告げるのだけれど、オスカルは幼馴染のドレっちが御者や給仕を務めるのを当たり前のように思っていたのだろうか。
ここが未だに謎。